おぼえがき

エンタメと日常記録のブログ

治療記録……入院2日目(手術当日)8/26

安定剤のおかげでよく眠れた。21時過ぎに寝たので6時に目が覚める。

貰ったポカリを冷蔵庫から出して10時までに飲む。

8時半から点滴開始。この時から24時間点滴になる。

一本目の点滴をしながら、浣腸する。人生初の浣腸。2、3分待ってからね、と言われても待てるわけもなく……。

この時、今日の手術は二人目だから夕方くらいかなとわかり、それまでとにかく部屋で待機。

点滴をされながらひたすら待つ。夕方になってもお呼びがかからない。不安や緊張感は不思議となかった。もうなるようにしかならないと思っていたので。

 

18時頃、やっと部屋移動の指示が出る。術後の夜過ごすリカバリー室へ荷物を移動して、そこのベッドでまた待つ。尿管カテーテルを入れられる。痛かった。

前の人が終わったかなと思ったんだけど、その人が麻酔からなかなか覚めないのかバタバタと終わらない。後から聞いたのだが、その人は13時から手術だったらしく、結局6時間かかったようだ。

 

呼ばれて、点滴をガラガラさせながら手術台の上に寝て、麻酔のマスクを付けられる。3秒で意識なくなるのかと思ったら、もっとかかるじゃんと思っていた途端、気付いたらリカバリー室のベッドの上だった。

朦朧とした意識の中、目の前の時計だけを確認した。21時20分。約2時間半の手術だった。旦那の声もしたけど、ぼんやり。

旦那は取った筋腫を見せて貰ったようだが、ボコボコと砂肝のような物が何個かあったらしい。私は見ていない。ただ、腹の傷を見ると、ヘソから腹腔鏡を入れた傷と、ヘソの下に一文字に切った10センチほどの傷があったので、そこから取ったのだろう。

 

手術の夜はリカバリー室で、もう一人の手術した方(オバさんのようだった)と一緒に過ごす。

麻酔が切れてきたら、やっぱり痛い。もう一人の方が、ずーっと痰を吐くような音を立てていて、申し訳ないがそれがとにかく不快で、身体の痛みも相まって最悪の夜だった。

時間が全然過ぎない。

夜中に痛み止めの注射をしてもらうと少しはマシになったが、ウトウト……とすると、隣からオゲーッペッ、と痰を吐く音、睡魔と痛みと不快音と、本当にしんどかった。

 

「明けない夜はない」

 

この言葉がこれほど沁みることはなかった。

ずーっと心の中で唱えながら、進まない時計の針とにらめっこしながら、窓の外が明るくなるのを見て、やっと朝がきた……と安堵するのだった。

 

 

追記………術後の出血があるので、カテーテルが入っているのもあり、マジックテープで着脱できるようなパンツを身につけられ、そこにナプキンを付けられる。カテーテルが取れるまで着けていた。ナプキンはカテーテル後も微妙な出血があるため、付けていた。